佐藤誓さん

パラドックス定数6月公演、今回はわりと立ち上げが早く稽古はすでに始まっているのですが、関係者から、え?誓(ちかう)さん出るの?マジで?なんて驚かれることもしばしばです。

誓さんのことは高校生の頃から一方的に存じ上げていて、まさかこのタイミングで共演できるとは思わなかったです。所属されていた花組芝居はもとより、ザズウシアターなんかに出られていたのをよく覚えています。今年もものすごい勢いで舞台をやられていて、うちの稽古合流はゴールデンウイーク明けになるそう。
お忙しいとこ恐縮です。

今回ご出演の直接のけっかけは、僕がNHKオーディオドラマ「星降る教室」で誓さんと共演したことなのです。リハーサルで始めましてーなんてご挨拶したら、「パラドックスでしょ?何本か観てるよ」なんて仰るのでびっくり!客席にいらっしゃったとは全然知りませんでした。

その後しばらくして風琴工房の本番中だった誓さんをつかまえて、舞台でご一緒できませんかねなどと言ってしまう。

ま、とりあえずメシでも、ということで。

野木さん、制作、僕、誓さんで下北で食事をしたのですが、それが確か去年の初秋のことだったと思います。冷酒を頼むとよりどりみどり、冷えたおちょこを選べるよいお店でした。飲み過ぎたけど。何の話をしたのか定かではないけど楽しい会合で、何の魚だったか忘れたがうまい刺身でした。


僕は基本的に年齢やキャリアのことを言ったらきりがないと思っていて、それは誓さんとは逆方向の若い匠にも言えるのだけど、そういうのはまるで関係ないとは言わないが、できるだけ意識をしない努力は必要だと思う。演劇の良さはそういう意味での風通しのよさだと思う。誓さんも匠もうちらもふつーに同居するのである。まるで昔からいたみたいにふつーな感じでいられたら素敵だなあと思います。

稽古行ってきます。

ではでは。